世界的チェリスト堤剛(つつみつよし)さん。
チェロリストとして有名ですが、ご家族に関しては謎に包まれいますよね。
2022年8月末に80歳記念コンサートが開いたりと、チェリスト歴70年を超えても精力的にチェロの良さを伝え続けてこれたのもご家族の支えがあったこともあると思います。
堤剛さんの妻はどんなかたなのか?お子さんは、何人いて息子か娘どちらなのか?
こんな気になることを調べました。
この記事では、堤剛さんの家族構成について何人家族なのか、息子や娘がいるのかをまとめていきます。
チェリスト堤剛の家族構成
Happy Birthday to Mr. Tsuyoshi Tsutsumi, cellist and President of @SuntoryHallE, who is celebrating his 80th birthday today! We still remember wonderful musical experiences we shared on stage together!
— Vienna Philharmonic (@Vienna_Phil) July 28, 2022
📸: Mr. Tsutsumi with Vienna Philharmonic on Japan Tour in 2020 © Suntory Hall pic.twitter.com/NymgA1Gjwp
チェロリスト堤剛さんは何人家族なのか、家族構成を調べたところ妻と息子の3人家族である可能性が高いことがわかりました。
堤剛さんの妻と息子について、さらに深掘りしてみましょう。
堤剛の妻は堤春恵
堤剛さんの妻は堤春恵(つつみはるえ)さんで、剛さんともに初婚です。
春恵さんは、2022年現在72歳の大阪出身です。
サントリー元会長の故・佐治敬三さんの長女として生まれました。
春江さんは大学時代に歌舞伎や人形浄瑠璃を研修していましたが、剛さんと結婚後、渡米先で劇作を学び、『ハムレット』を演じる歌舞伎役者たちの姿を描いた『仮名手本ハムレット』で読売文学賞を受賞しています。
こっちはすぐ見つかった。気に留めてなかったけども出版年的には『百日紅』より『仮名手本ハムレット』の方が後なんだ……。にしても、あの顛末譚のネタ元って何なんだろう。 pic.twitter.com/zV6s6VM7z6
— skrýmir (@utgarthilocus) January 3, 2018
冒頭でも書いた堤剛さんの80歳記念コンサートでは、春恵さんが作曲を依頼した新曲『無伴奏チェロのための“Z”ゼータ』がセットされていました。
夫の節目に新曲を贈るなんて本当にすてきな奥様ですし、夫婦持ちつ持たれつでとても良い関係のご夫婦であることが伝わる、ステキなエピソードですね^^
子供は息子も娘もいる?
堤剛さんには息子さんがいるようです。
堤一家がアメリカ・インディアナ州に住んでいた時期に、堤親子と一緒に将棋を指したという方のツイートを見つけました。
チェロの演奏家の堤剛さん、息子さん元気かなぁ?インディアナにいた時は良く将棋さしたが
— AIRPLOT (@JISHOF) February 19, 2010
した方の詳細も不明なため、息子さんがいくつのころの話なのかまでは分かりませんでしたが、このツイートから海外にいても家族ぐるみで日本人との交流もあったことが分かりますね。
また、娘がいるという情報はなかったため、堤剛さんに娘はいない可能性が高いでしょう。
ネットで検索すると『堤剛 娘』というキーワードが出るので、堤剛さんに娘がいると思っている人もいるかもしれませんが、
- 堤春恵さんがサントリー元会長の故・佐治敬三さんの娘である
- 堤剛さんの妹・恵藤久美子さんはヴァイオリン奏者であり、その娘はピアノ奏者・佐藤(旧姓惠藤)幸子さんである
- 堤剛さんの過去の演目に『ベートーヴェン/モーツァルト「魔笛」“娘か女か”の主題による12の変奏曲』がある
など、堤剛さんと『娘』というキーワードにいくつも接点があることから、検索キーワードでも出てきているものと考えられます。
あまりプライベートが明かされていない堤剛さん一家でしたが、芸術的な要素がぎゅっとつまった家庭だったことは想像に固くありません。
なので、息子さんも音楽や文学など芸術に関するお仕事に就いているのだろうなと、想像してしまいますね^^
堤剛の父はどんな人?
さて、堤剛さんの父親はどんな人だったのでしょうか?
堤剛さんの父親は、NHKに勤めながら東京放送管弦楽団に所属し、週末には近所の子どもたちにヴァイオリンやピアノ、歌を教えていました。
写真は、堤剛さんの父親が働いていたころのNHKはとても立派な建物でしたよ!
1日1枚suishi写真329 1961年 内幸町のNHK pic.twitter.com/0WZeHaGJ3a
— suishi (@suishi1916) June 8, 2017
自身も音楽家だった堤剛さんの父親は、NHKの近くにあった楽器屋さんとも親しい間柄で、楽器屋の店主も堤剛さんのことをよく知っていたのだそうです。
その当時、堤剛さんは音楽教室『スズキメソード』でヴァイオリンを習っていたのですが、ヴァイオリンの練習が嫌いで、いつも練習から逃げ回っていました。
その話を聞いた店主が父親に「良かったらチェロを貸すから弾かせてみたら?」と言ったことで、堤剛さんはチェロを弾くチャンスに恵まれます。
堤剛さんは「いざチェロを弾いてみると、意外とすらすら弾けて、チェロの方が自分に合っているように感じた」と語っていて、特に悩むことなくヴァイオリンからチェロへ乗り換えたのでした。
このことをきっかけにチェリストに転身した堤剛さんは、最初の1年は父親から、その後は日本を代表する音楽学校『桐朋学園』の創設者・齊藤秀雄先生から直々にレッスンを受けるようになりました。
父親としては「自分が教えられるヴァイオリンやピアノを息子にも続けて欲しい」と少なからず思ったはずです。
しかし、それでも堤剛さんの気持ちを優先してチェロの道を応援したお父様には、本当に頭が下がる思いです。
まとめ:堤剛の家族構成は息子がいて3人家族の可能性大!
今回は堤剛さんの家族構成について何人家族なのか、息子や娘がいるのか調査しました。
- 堤剛さんは妻と息子の3人家族である可能性が高い
- 堤剛さんの妻は劇作家の堤春恵さん
- 堤剛さんの父はNHKに勤務しながら音楽家でもあった
- 堤剛さんがチェロを始めたきっかけは楽器屋店主の機転
堤剛さんは、8歳でリサイタルを開いてから80歳となったこれまでの実に70年以上を、チェロと向き合って生きてこられました。
海外生活が長かった堤剛さんなので、特に今よりも日本に関する情報が少なかった時代は、日本人が演奏する西洋音楽というものへの偏見や批判などで、苦労してきた部分の方が多かったかもしれません。
それでもチェロを続けてきた堤剛さんだからこそ出せる音色が、この先もたくさんの人に届くことを期待しています。