高校野球の外部コーチの給料や報酬額に関して調べました。
また、コーチになるために必要な資格もまとめています。
高校によっては、勤務している先生ではなく外部からコーチを雇っている学校も有ります。
高校野球に力を入れている学校ほど、特に外部コーチにしている傾向が高いように感じます。
ただ、外部コーチの給料がどのくらいか気になりますよね。また、資格などは必要なのでしょうか?
今回の記事では、高校野球の外部コーチの給料がどのくらいなのかと資格が必要なのかを調べました。
公立と私立で違いが有ることも分かりましたので、分けて紹介していきます。
高校野球の外部コーチの給料や報酬額はいくら?
公立高校と私立高校で、外部コーチの待遇はわけられています。
そもそも公立学校とは、地方公共団体が設置する無料の教育を行う学校のことで、多くの場合税金によって運営されています。
設置者は都道府県や市町村、区、公立大学法人です。
私立学校とは、学校法人が設置する学校のことです。
ここでいう法人は、私立学校法によって「私立学校の設置を目的として、この法律の定めるところにより設置される法人」と定められています。
そのため公立高校の外部コーチは公務員に該当するため、実力の有無に関わらず特別待遇はありません。
なので、公立高校野球の外部コーチの給料は、公立高校の教職員平均給料の30万円程になると考えられます。
次に、私立高校の外部コーチについてです。
私立高校は経営者が学校法人を設立している学校なので、人が集まらないと成り立ちません。
そのため生徒を集めるために特色を作ります。
その一つの策が、野球部を強豪にし、甲子園常連、優勝などの結果を残すことです。
良い結果を出すことで、学校は有名になりますし、入りたい希望者は増えますよね。
その結果、学校側は結果を出す外部コーチには良い待遇をしるのですが、その待遇や給料も学校ごとで変わってきます。
高いところでは、1000万円程もらっているという話もあるほどです。
しかし、日本学生野球憲章には、以下のようなことが掲げられています。
第22条(指導者が野球に関して対価を受けることに関する基本原則)
指導者は、当該加盟校の教職員の給与に準じた社会的相当性の範囲を超える給与・報酬を得てはならない。ただし、野球を指導するための交通費、宿泊費などの経費についてはこの限りではない。
この内容から考えると、公立高校と私立高校で給料に多少の違いは有るかもしれませんが、大きな変化はないと考えれらます。
高校野球の外部コーチになるには資格は必要?
高校野球の外部コーチはプロとは違い、高校生の指導にあたるので、野球技術だけではなく人間的な成長過程における育成も手掛けなくてはなりません。
ですが、必ずしも教員免許が必要というわけではなさそうです。
調べてみたところ、高校野球の外部コーチになるにあたって必要な資格は今のところないようです。
私立高校の野球部の外部コーチの場合は特に、まずは優れた実績を残すことが大前提になると思います。
取得必須ではありませんが、野球指導者ライセンスという野球指導の知識を持っていると証明してくれる資格があります!
履歴書に書くことができるので、野球指導に関わる方々にはもってこいの資格だと思います!
一つでも資格があれば、指導する側も自信につながるのではないでしょうか。
そして選考にも有利になるかもしれません!
A級指導者ライセンスは高校軟式野球、高校硬式野球、大学軟式野球、 大学準硬式野球、高校大学ソフトボールの指導資格を得ることができます。
A級ライセンスは実践的な指導に加えて、怪我の予防やコミュニケーションスキルの指導力も問われるので、取得して損はなく、保護者や選手にも安心してもらえますよね。
高校野球の外部コーチの仕事内容は?
高校野球のコーチの仕事内容は、選手の育成や試合の指導です。
部員の基礎体力の強化や技術の向上を目的とする練習の指導、試合の作戦など、さまざまな業務があります。
さらに、怪我や故障をした際の応急処置方法、精神的サポートも行わなくてはなりません。
先ほど述べたA級指導者ライセンスを持ってる人には、なんともない仕事内容かもしれません。
ただ、やはりプロとは違い、技術面だけでなく身体的サポートや精神的サポートもコーチ自らがしなくてはならないので、なかなかハードな仕事内容だと感じました。
高校野球の外部コーチの給料や報酬額はいくら?資格は必要?まとめ
今回の記事では、高校野球の外部コーチの給料や報酬額がいくらなのかと資格が必要なのかをまとめてきました。
日本学生野球憲章に掲げられているため、公立も私立も給料の違いは大きな差はないと思います。
しかし、私立は経営者が設立しているため学校によって変化は出ているかもしれません。
資格については、必ず必要な資格は特別設けられていません。
しかし、部員の技術面だけでなく個々の精神面や心身の発達についてもアプローチしていくことを考えると、野球指導者ライセンスやA級指導者ライセンスなど持っておくと指導もやりやすくなるかもしれないと感じました。
最後までよんでいただきありがとうございました。